■ ID
| 1156 |
■ 種類
| 論文 |
■ タイトル
| Evaluation of ensemble approach for O3 and PM2.5 simulation |
■ 著者
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Yu Morino
(独)国立環境研究所
Satoru Chatani
(株)豊田中央研究所
Hiroshi Hayami
(財)電力中央研究所環境科学研究所
Kansuke Sasaki
(財)日本気象協会
Yasuaki Mori
(財)日本気象協会
Tazuko Morikawa
(財)日本自動車研究所
Toshimasa Ohara
(独)国立環境研究所
Shuichi Hasegawa
埼玉県環境科学国際センター
Shinji Kobayashi
(独)国立環境研究所
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■ 出版元
| (社)大気環境学会 |
■ 出版年
| 2010 |
■ 誌名・巻・号・年
| Asian Journal of Atmospheric Environment, Vol.4, No.3, 150-156, 2010 |
■ 抄録・要旨
| 4つの化学輸送モデル(CTM)の相互比較を行った。O3とPM2.5のアンサンブルアプローチのモデルパフォーマンスについて、2007年夏季の関東地方の4地点での1時間または6時間の時間分解能の観測データを使って評価した。4つのCTMはいずれもCMAQを利用した。4つのCTMのアンサンブル平均はO3濃度の時間変動を良く再現しており、日最大濃度も1.3倍以内であった。一方、PM2.5濃度は1.4〜2倍過小評価しており、時間変動も郊外の2地点では再現しなかった。生成過程が良く知られているSO42-、NO3-、NH4+のシミュレーションは、アンサンブル平均によって改善された。モデル間で大きなばらつきがあるが、特にNO3-のシミュレーションにおいてアンサンブルアプローチは有効であった。しかし、有機エアロゾル(OA)については、アンサンブル平均によって改善せず、5倍程度過小評価していた。PM2.5濃度におけるOAの寄与は大きい(36〜39%)ため、PM2.5シミュレーションの改善のためにはOAシミュレーションモデルの改善が不可欠である。
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